物件名 TYボールOM
探索日 2006/9
廃墟開始 不明(1997年頃という説あり)
分類 娯楽施設
規模 大規模



かつて人気だったボウリング場チェーン。乗っ取り王の古墳。



娯楽が多様化し、消費者が飽きっぽくなり、娯楽に使える金が減った。



四方八方から風が吹き抜けるようになっても、入口を主張する。建築物の法律。



放置された車には感情がない。なにも伝えてこない。つまり車には魂がない。



ボウリングのボールの特徴は質量。重い物が引き起こす破壊の擬似行為が根本にある。



専用の靴を履く。泥のついた靴を排除し、ヒールの高い靴での転倒を防ぐために。



レーンにはバリエーションがない。ボウリングがスピード競技である証。



この施設は閉店までスコアは手書きだったようだ。若い世代は既に手書きを知らないだろう。



ボウリング場は射撃場に構造が似ている。発射位置と的。直線シューティング。



10年ほど前にしては料金が安い。もうダンピングしかなかった末期。



ボウリング業界用語、「やる気でやりましょう」。射撃場なら「殺る気で殺りましょう」。



横井社長の野望は歴史に刻まれた。



雑誌が落ちていた。何故かボウラーには女性が多い。



そしてなぜかオバサンが多い。今でも平日の昼は中年女性ボウラーが目立つ。



昭和49年に女子高生だった人たち。現在50代。なるほど、彼女らの青春だったわけだ。



ここにも業界用語が。サイケ柄と濃いメイクとカーリーヘア。



レジャー施設には卓球やビリヤードやパターゴルフやバッティングセンターも多い。全て球技。



そしてパチンコも球を使う。言わば球遊び集合空間。不確実性の非理論的実験施設。



金属球が散乱し、酸化していく。酸化は地球で最もありふれた化学変化で、地球の特徴だ。



犯人の車に体当たりするゲームの二作目。今度は射撃もできる。一作目のほうが好きだった



巨大廃墟。つわものどものゆめのあと。




TELコメント

その筋のマニアにも、その趣味の無い人にも昨今のアスベスト問題で一躍有名になった
物件です。

ここで廃墟写真を撮ったり、肝試ししたり、若いエネルギーを発散させたりした人達の
将来の健康が心配されます。 







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